蜜柑とアイスの共存

仲直りしたよの報告

「う……んんー……！？」
「まぁそんなこんなで、確執とかはねぇから」
「や、なんかさぁ……そんなオチ……！！？」
「偶然って怖いよなー」
「そうじゃないだろ！　そうじゃないだろ！！　何度でも言う、そうじゃないだろ！！！」
「腑に落ちないか？」
「だってさぁ、だってさぁ、あれだけ盛大にやっといてこれか……！？」
「はは、そんな悶えてる松枝初めてみた」
「……あのさ、逆に何でお前はそんな冷静なの？　オレがおかしいの？」
「えー……、一番はお前がそういう反応してるからだと思う……？」
「は？」
「お化け屋敷で、自分より怖がってる人がいたら逆に怖くなくなる……って感じか？」
「……」
「……」
「おかしい！」
「そんな指さされて言われても……」
「……ちなみにその後連絡とかは？」
「アドレスは普通に交換した。スカイプもやってるみたいだったしそっちも」
「……解った」
「何が」
「お前がいいって言うんだったら、オレはもう何も言わない」
「うん？」
「でも、ちょっとでも何かあったらオレにすぐ言うんだぞ！　なくても言うんだぞ！」
「……」
「お前はオレらにとって大事なキャプテンだし！　チームメイトだし！」
「……」
「そうじゃなくてもずっと付き合ってきたし！　心配だし！　だから水くさいことはすんなよ！　困った事があったら何でも相談してね、佑君！」
「なるほどありがとう君の気持ちはとても嬉しいよ悟史君。で、その心は？」
「あんだけアズに懐いてた赤司が二年間離れてた反動はどこにくるのか楽しみで仕方がない。あわよくば一人大爆笑でもできる話聞かせてくれないかなー！」
「よし解った松枝お前にだけは絶対相談しない」
「酷い！」
「どっちがだ」

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松枝君と連み初めて図太くなった気がする元主将。